こんにちは、ラ・ポール整運鑑定所の野田です。

「大殺界」や「厄年」は全く心配ないというお話をします。

「今は大殺界の時期だから何をしてもうまく行かないと・・」
「今は厄年だから、何をしても裏目に出やすいと・・」

と本気で心配している方が結構います。

何かうまくいかないこと占い師に相談したときに「今は大殺界だから、何をしてもうなくいかない!」という話を聞いたり、その類の占い本を読んでそう思い込んでいるのです。

でも結論から言いますと「大殺界」「厄年」のマイナス影響は存在しませんから、何も心配する必要はありません。

今からその理由をご説明しますね。

大殺界や厄年って?

多くの占いでは、運気が低迷しやすい時期というものを定めています。

身近は話では厄年などもその考え方。

厄年とは

男性が、数え25歳・数え42歳・数え61歳
女性が、数え19歳・数え33歳・数え37歳

と一般的に言われています。

この厄年本来の意味は、昔の日本では、男性が子供に家を継がせたり、女性が子育てを終えるなどの平均的な年から、一つの役割を終える時期と考えられたものが始まりのようです。

つまり、ただ役目が終わる(変わる)という節目の時期のことだったのですね。

ですから、運気が低迷すること・・などとは根本的に意味が違います。

大殺界とは

次に、運命学で良く言われる人生が低迷する時期のたとえとして、大殺界というよく聞く言葉ですが、図で表すと次のような意味で理解している方が多いと思います。

一般的に考えられている運気の流れ

こんな感じで、バイオリズムの波形が定期的に下に来る時期を運気が低迷するとして、「何をやってもうまく行きにくい・・」と考えるのです。

しかし、この考えは、まったく本質からズレた解釈であり、大きな間違い。

私たちの暮らすこの世界はある一定のリズムに作用されていて、「春→夏→秋→冬」と季節がめぐるように、常に変化を繰り返しています。

木に例えれば、

春夏は葉を繁らせていっきに成長が進む時期。(上昇期)
秋冬は成長がゆるやかになる代わりにエネルギーを蓄える時期。(充電期)

ただその過ごし方が違うだけです。木に例えれば、春夏は木にとって運が良い時期で、秋冬は運が悪い時期と考えますか?

たとえ今年の秋冬になり、木から葉が落ちても、昨年の秋冬よりは必ず成長しているはずです。

本当の運命の流れ

これを図で表すとこうなります。。

本当は階段状に運命は上がっているに、斜めから見ると、先の図のようにアップダウンを繰り返しているだけに見えます。

本当の運気の流れ

このように、各人の人生にはドンドン前向きに突き進んだら効果的な時期と、しっかりと実力を蓄えると効果的な時期の違いがあるだけで、決して時期で運の良し悪しで見るようなことはないのです。

もし本当に運気の波が上がったり下がったりを繰り返しているのなら、世の中も良くなったり、悪くなったりを繰り返していないと理屈にあいません。

だって、私たちのその自然のリズムの中に生きているのですから。

でも考えてください。

  • あなたが使っている携帯が来年から10年前の性能に戻りますか?
  • あなたが使っているパソコンが来年から10年前の性能に戻りますか?
  • せっかく身に着けた仕事の知識や技術が、ある年から昔に逆戻りして質が落ちますか?
  • 世の中の医療、科学技術がある年から昔の状態に逆戻りしますか?

世の中の現象、どれ一つを見ても、どんどん進化成長の方向へしか進んでいないですよね?

そう!せっかく頑張って生きているのに、ある年を境にして、どんどん運気が悪くなるなんていう話などありえないのです。

まとめ

結論です。もし「大殺界」だから何をしてもうまく行かない時期と思っていた方は、今日からまったく心配しないでください。

そんな運気の下がる時期なんて言うのは存在しませんから。

ただし、もしあなたが前向きに頑張っていなかったり、さまざまなマイナス影響で、本来の運が発揮できなくなっている[keikou](運が下がっているのではなく!)場合は大いにあります[/keikou]ので、その場合には、その原因を突き止め改善することは必要です。

何にせよ、あなたの運命、そして人生は常に成長の方向にしか進んでいないということ。

それだけは覚えておいてください。

最後までお読みいただき有難うございました。

ラ・ポール整運鑑定所 代表 野田和孝